こんにちは、確定拠出年金相談ねっと 認定FP

アイマーク株式会社 代表の村松です。

今回は、アイマークのKPIについてご案内させていただきます。

KPIはKey Performance Indicatorの頭文字を取ったものです。

NRI(野村総合研究所)のホームページにはKPIを重要業績評価指標と表現したうえで、「KPIとは、組織の目標を達成するための重要な業績評価の指標を意味し、達成状況を定点観測することで、目標達成に 向けた組織のパフォーマンスの動向を把握できるようになります。仮に、目標値からギャップが生まれた場合には、組織行動が当初想定の方向に向かっていない ことを意味し、活動の修正が必要です。」としています。

アイマークでは、金融庁が掲げる「顧客本位の業務運営」を忠実に実現するために、さまざまなKPIを設定し、ホームページで公開しています。

現在、2022-23年度の取り組み状況を集計中で、2023年8月末には正式に発表できるように作業しています。

本日は、集計中のデータの中でお客様にいち早くお伝えしたいデータがありましたので、フライング気味ですがお伝えさせていただきます。

アイマークでは、資産運用について先入観や誤った知識(投機と投資がごちゃごちゃに認識されていること等)を持ったままでは、将来のインフレ対応が不十分になり、運用をしないで普通預金や定期預金に預けっぱなしにしている状態こそがリスクだと考えて長期資産運用の提案を続けてきました。長期資産運用において、適切なアフターフォローを継続しながら購入いただいた商品を保有し続けていただくことが大切であり、10年、20年と継続いただいた契約数をKPIの指標として集計しています。

今回の集計結果は以下の通りです。

KPI 5-3 特定保険商品の総契約件数と10年・20年以上経過した特定保険商品の件数

 

特定保険商品の総契約件数

10年以上経過した特定保険商品の件数

20年以上経過した特定保険商品の件数

2020-21年度

2465件(2020年12月末)

704件

66件

2021-22年度

3109件 (2022年5月末)

878件

91件

2022-23年度

3326件 (2023年3月末)

1068件

104件

集計時期がまちまちなのは大目に見ていただきたいですが、10年以上持ち続けていただいている契約が1000件を超えています。20年以上継続していただいている契約も100件を超えました。年間で資産運用系(株式で運用する保険商品)の契約数は217件の増加となっています。これら3つの指標は、顧客本位の業務運営を愚直に実行してきた証しだと考えています。

一般的に金融業界では、契約の新規お手続きで発生する手数料が収益の源(みなもと)となっています。金融庁はお客様のためにならない回転売買に対し、金融業界に何度も警鐘を鳴らしてきました。アイマークでは、回転売買が社会的に問題とされるずっと前から自主的に回転売買を禁止し、逆にお客様の契約を長く保持していただきたいとの想いからお客様をフォローしてきました。このフォローは短期的には収益を悪化させることは明白です。それでも、お客様のためを考えて愚直にそれを実行してきました。当然、会社の経営を考えると別の道を取ることも頭をよぎったこともありましたが、どうしてもそこだけは譲れない道だと確信してここまでやってきました。

京セラ創業者の稲盛さんの言葉を社員に配布している経営指針書に引用しています。

「大きな夢を描き、それを実現しようとするとき、「動機善なりや」ということを自らに問わなければなりません。自問自答して、自分の動機の善悪を判断するのです。善とは、普遍的に良きことであり、普遍的とは誰から見てもそうだということです。自分の利益や都合、恰好などというものでなく、自他ともにその動機が受け入れられるものでなければなりません。また、仕事を進めていく上では「私心なかりしか」という問いかけが必要です。自分の心、自己中心的な発想で仕事を進めていないかを点検しなければなりません。 動機が善であり、私心がなければ結果は問う必要はありません。必ず成功するのです。」

全てのKPIの集計が終わりましたら、また皆様にもご案内させていただきます。

今後とも、アイマークが皆様の明るい未来を照らす灯台でい続けられますよう、頑張っていきますので応援よろしくお願いいたします。